まなびレポート

金子みすゞの心とふるさと~東日本大震災の人々の鎮魂と復興への祈りを込めて~

講座名:金子みすゞの心とふるさと
  ~東日本大震災の人々の鎮魂と復興への祈りを込めて~
開催日時:平成25年3月6日(水)13時30分~15時00分
講  師:黒岡 美江子 氏
参加人数:91名 

東日本大震災の後、ACジャパンがTVで放映した

「金子みすゞ」の「こだまでしょうか」という詩が

東日本大震災の多くの人々の心の励ましとなりました。

金子みすゞの詩は、平易な言葉で様々な命への慈しみ、

優しさがつづられています。

金子みすゞが暮らした仙崎は、捕鯨で栄えた港町です。

その様子を見て感じたものが、金子みすゞの原点と

なったのではないかと、講師の黒岡先生は語られています。

鯨法会
鯨法会は春のくれ、
海に飛魚とれるころ。
浜のお寺で鳴る鐘が、
ゆれて水面をわたるとき、
村の漁師が羽織り着て、
浜のお寺へいそぐとき、
沖で鯨の子がひとり、
その鳴る鐘をききながら、
死んだ父さま、母さまを、
こいし、こいしと泣いてます。
海のおもてを、鐘の音は、
海のどこまで、ひびくやら。

一読して、金子みすゞの、寂しい子鯨にむける

温かなまなざしを感じます。

講師の黒岡先生は、

「金子みすゞの詩は優しさや、

ぬくもりや、思いやりに満ちています。

みすゞさんの詩と生涯に触れ、

その心を感じることにより、

復興への祈りを捧げます」

とメッセージを下さいました。

アンケートには、

「みすゞの故郷、心の中がよくわかりました」、

「金子みすゞについてもっと学びたくなるような、

素晴らしい講演会でした」

等、参加者の皆様それぞれに、金子みすゞへの想いを抱いた

講演会だったようです。

黒岡美江子先生、ご指導ありがとうございました。

参加して下さった皆様、本当にお疲れ様でした。

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