まなびレポート

人生の最後を自分らしく(相続・遺言・葬儀・お墓)【全2回】

講座名:人生の最後を自分らしく
    (相続・遺言・葬儀・お墓)【全2回】
開催日時:平成25年1月28日(月)13時30分~15時00分
:平成25年2月 4日(月)13時30分~15時00分
講師:齋藤 喜代美 氏
参加人数:1回目51名 
2回目57名

団塊の世代が80代を迎える20年後は、ひとり暮らし

の高齢者は700万人を超えると推計されています。

これまで誰も経験したことがない超高齢化社会を

生きる私たちにとって「終活」と言われる自分の

葬儀やお墓を事前に決めたり、遺言や

エンディングノートを書くといった、終末に向けて

の準備活動は、大きな関心事となっております。

そこで、千葉県金融広報委員会講師の

齋藤 喜代美氏を迎え、自分らしい人生の最後を選択

するための講座を開催しました。

家庭裁判所での相続関係相談件数は、18万件にもなり

中でも遺産5000万円以下のもめごとが増加している

そうです。もはや他人ごととは言えません。

斎藤先生は、相続を「争続」にしないために「遺言」を

すすめていらっしゃいます。

遺言には、自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言

がございます。

自筆遺言所は全文手書きし、必ず日付を記載すること、

署名し実印を押すことが必要です。

そして、遺言書の開封は家庭裁判所の検認が必要

との事です。

遺言書を作成するにあたり、忘れてはならないことは、

どうしてそのような遺産分与にしたのかを示す理由と

家族への気持ちを伝えるメッセージを残すこと

だそうです。

遺言は、家族へのラブレターであり、愛情を伝える

ことが「争続」を防ぐ最上の方法だそうです。

「葬祭」トラブルを避けるためのポイントは5つ

(1) 2、3社に見積もりを依頼し、内容を比較検討する
(2) ていねいに話を聞いてもらえ、押しつけない業者
(3) 業界団体に加入している業者
(4) 家族など数人で対応し、細かいことも
業者に書いてもらう
(5) 言ってはいけない言葉
「はじめてですから」、「何もわからないので」

必ず数人で冷静に業者の話を聞くことが大事だそうです。

お墓は、「合祀墓」「永代供養墓」の他

「樹木葬・桜葬」の形にも人気が集まっているそうです。

「継承しない」新しいスタイルのお墓が増えています。

今から備える自分の最後に必要な情報ノートとして、

「エンディングノート」をすすめて頂きました。

「エンディングノート」とは、病気で意識がなくなって

しまったときの対処法の願望、財産の状況、葬儀の希望

など、家族へのメッセージをノート形式にしたものです。

最後の情報ノートは、これからの人生を生きていく

力になります。

アンケートでは、

「家族で話し合う良い機会を頂きました」、

「葬儀全体のことがわかりました」、

「これからのことについて、テキストを永久保存版にして

考えたい」等、人生の最後を自分らしく迎えるための、

きっかけ作りとなったことが伺えました。

斎藤先生、ご指導ありがとうございました。

ご参加して下さった皆様、本当にお疲れ様でした。

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