まなびレポート

豊臣政権下の房総と大名 ~天下一統の時代~

講座名:市民カレッジ「千葉県人必修教養講座」
    ~房総の歴史を学ぶ~
豊臣政権下の房総と大名 ~天下一統の時代~
開催日:平成27年1月19(月)
講 師:柴 裕之 氏
参加人数:42名

「千葉県人必修教養講座」の第4回目が開催されました。

講師は、千葉県文書館職員の柴 裕之さんです。柴さんは

日本中近世移行期史の研究が専門で、東洋大学と早稲田大学

でも学生及び一般の人を対象に指導をしています。今回は

戦国大名が地域国家形成の為に展開した時代について考え

ます。豊臣秀吉は、織田信長の死後、政争を経て駿河、

遠江、三河、甲斐、信濃の5か国を領有する大名になった後、

次第に勢力を拡大していき、関東及び奥羽地方も統治下に

おき、房総半島の下総、上総両国の下総佐倉の千葉氏を初

めとする地域領主たちの城は攻略され、没落した。このよ

うな歴史展開などについて考えます。

【安房里見氏(当主は義康)の立場】

父義頼の時代より秀吉へ従属、小田原合戦時も羽柴方とし

て義康は相模国へ侵攻する。

しかし、秀吉はこの行為を認めず上総国における統治領域が

没収、安房一国を領国として支配することのみ認められた。

この結果、領国(国家)が三分の一に縮小、領国をどのよう

に果たしていくかが急務となる。

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